作品


それは
無と存在のあいだ、
ただ静かにそこにあり。

その虚空ともののあいだに、
捉えざる真理がしたたかに笑う。

その無いことと在ることのあいだに、
見えざる真理が静かに眠る。

それは
空ろと現を和するもの―。

ただ静かにそこにあり。